Windowsムービーメーカー(ウィンドウズムービーメーカー/Windows Movie Maker)は、マイクロソフト製の動画編集ソフトです。手軽に動画や画像ファイルを取り込んでカットやトリミング(サイズ変更)などの編集を行えます。
分かりやすいインターフェースで直感的に操作でき、初めて動画の編集をする人でも迷わずに利用できるでしょう。オリジナルの動画制作にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。加えてBGMやテロップ、フェードイン・フェードアウト(ゆっくりと映像を表示・削除)、再生スピードの変更など、充実した機能を搭載しています。
Windowsムービーメーカーの操作画面は上下2分割のペインで構成され、上部には編集画面と、下部には時間に沿ってシーンを並べる画面があります。基本操作は、画面上部から動画や音声ファイルを取り込んで、画面下部に並べてカットやトリミングなどの編集を行う、という流れで行います。思い通りに編集されたかどうかを、編集画面からプレビュー表示で確かめることもできます。完成したデータはWMV形式の動画ファイルとして保存されますので、動画プレーヤーで繰り返し鑑賞することが可能です。
タイトルやBGMを追加したり、画面の切り替え効果を使うと、さらに凝った動画を作ることができます。たとえばタイトルは、動画の最初だけでなくシーンの合間に追加したり、動画の最後にスタッフロールを追加することもできます。また、お気に入りの音声ファイルを追加すればBGM入りの動画に変身させることができます。場面が唐突に変わってしまうのが気になるなら、画面の切り替え効果を使うとプロっぽい映像に見えるかもしれません。ただ、高度な特殊効果や編集機能は搭載されていませんので、動画編集の上級者にとってはWindowsムービーメーカーの機能は物足りないかもしれません。
なお、Windows ムービーメーカーが対応しているOSはWindows Vistaのみです。Windows 7に対応しているバージョンとしてWindows Live ムービーメーカー 2011、Windows XPはWindows Media Player 11が公開されています。また、Windows ムービーメーカーではMP4形式の動画は編集できません。Hamster Free Video Converterなどの動画変換ソフトを使用して、Windows ムービーメーカーが対応しているAVIやMPGに変換する必要があります。
Windowsムービーメーカーは、動画や音声を編集して、オリジナルの動画を作成できるソフトウェアです。初めて動画を作成する人に特にお勧めします。